佐村河内守氏の音楽ルーツを巡る旅

氏自らの言葉も交えると。
J.S.バッハ ロ短調ミサ曲、マタイ受難曲トッカータとフーガ、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティ―タ第2番ニ短調 シャコンヌ 氏が作曲した作品だとバイオハザード・シンフォニーロ短調人類終焉ミサ曲やコラール楽想に。
フォーレ 弦楽四重奏曲 氏の弦楽四重奏曲の超越的・幻想的楽想に。甘美な不協和音の扱い方に。
セザール・フランク ヴァイオリン・ソナタ 交響曲 3楽章交響曲の最高峰として,緩徐楽章に舞曲的性格を盛り込んでいるところ、それ以外はかなり違うが、循環主題を構築するに与えた影響は大きいはずだ。
ジョルジョ・リゲティ 弦楽四重奏曲第1番では、ショスタコーヴィチ作品で聴かれるようなクラスター音型が出てくる。
バルトーク 弦楽四重奏曲第4番 氏の弦楽四重奏曲第1番に観られるその表現主義的な響きに影響が見える。
アルバン・ベルク,ダルラピッコラ 調性を残したせりー音楽。自由な無調のなかに、調性音楽的な音程をさりげなく残してあるあたり。これは、ヴィーン世紀末ではそうしたものを取り入れていた作曲家が多いと言う印象がある。
ベートーヴェン 交響曲第5番 氏の執拗なオスティナート、徹底的な主題労作の雛型。
弦楽四重奏曲第14番 大フーガ 不協和音の扱い方。その対位法も確実に見てると確信できる。
ヴァイオリンソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」弦楽作品集を作曲するに辺り、雛型にした作品。
R.シュトラウス アルプス交響曲 夕暮れ に近いメロディ運びがある。鬼武者を聴いていると、英雄の生涯の英雄の戦場で聴かれるような対位法が聴こえてくる。
R.ヴァーグナー トリスタンとイゾルデ 第一幕への前奏曲と愛の死 パルジファル 第1幕への前奏曲、第2幕クンドリーの苦悩、第3幕冒頭 メロディー運び、金管の扱いに。余談になるが、シュレーカーの音楽にも確実にその響きが根付いているように思える。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 クライマックスの展開やメロディ運びに。
ハイドン 弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」氏の弦楽四重奏曲第2番フィナーレのメロディ運びに垣間見える。
アラン・ペッテション 交響曲全音の多用と闘争的リズムと執拗なオスティナートに。
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 重い曲想。
マーラー 交響曲第3番・第10番フィナーレのコラール,第5番アダージェット 交響曲第1番の天昇コラール、鬼武者組曲RiSiNG SUNのフィニッシュに与えた影響。交響曲第6番の第1楽章第2主題のコラールは、交響曲第1楽章第2主題のコラールに影響をおもぼしているように思える。鬼武者からは、この作品のようなオーケストラの扱いが聴こえてくる。氏の方が、無調・多調・旋法・多旋法になるために、そのオーケストラの扱いは、マーラー以降のシュレーカー、コルンゴルトと言った人たちにより近接する。
ブルックナー 交響曲 ヴァーグナー・チューバを伴うコラールと対位法に。
メシアン トゥーランガリラ交響曲 リズム、金管の咆哮、木管の高速パッセージに影響を見いだせるかもしれない。
ストラヴィンスキー 春の祭典 メシアントゥーランガリラ交響曲にリズム、管楽器の扱いへ与えた影響。こららは、氏のリズム、オーケストレーションに示唆を与えた。乾いた叙情性に示唆を与えた。交響曲第1番"HiROSHiMA"第3楽章における最初のカタストロフに与えた影響。
ルトスワフスキ 交響曲第2-3番 交響曲第1番"HiROSHiMA"第3楽章における最初のカタストロフに与えた影響。
シューマン 氏の音楽の特徴である、暗い叙情性に。
シェーンベルク グレの歌浄められた夜 オーケストレーション、楽想に。室内交響曲の主題労作、セクション切り替わり、対位法は私淑しているように思えてくる。
ヴィヴァルディ ストリングスの使い方
レスピーギ 木管金管の使い方。さらに言えば、リムスキー・コルサコフにも繋がっているかもしれない。
ルネサンス期 デュファイ オケゲム ジョスカン・デ・プレ パレストリーナ トマス・タリス ジェズ・アルド辺りのポリフォニー
チャイコフスキーといったロシア系、シベリウスと言った北欧系のメロディーライン
新垣隆
ザ・ドアーズ

雅楽、能、三味線音楽といった邦楽の数々。