モーツァルトとアニソンから

シュニトケの音源は、買う予算がない関係で、渋々Youtubeで視聴することになる。
まだリサーチ不足で、聴く作品は、決めていない。

なんでタイトルにモーツァルトの名前を挙げたかというと、私が、まだ幼稚園の頃の歌を聴いたことに由来する。


ママは小学4年生」のED.この夢を未来への冒頭ピアノが、モーツァルト K.545。その後の曲想もそれを受けて展開していく。
アニメの内容は、覚えていないのだけど、冒頭ピアノのメロディは身内も覚えていた。
高校の頃、キッズ・ステーション辺りで再放送されていて、アニメのタイトルは、この頃に思い出した。作っていたのが、以外にもサンライズ。事実、女児向けに制作した作品最初の作品で、その後2012年の「アイカツ」までこのジャンルは手掛けていない。ホームドラマはこの前後で作っていたようだ。
先ほど、あるブログにコメントを書いている傍らで、wikiで、アニメのタイトル名で検索して、生まれて初めてフルで聴いた。
ボーカルは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」で度々ファンティーヌを演じていた女優・歌手の岩崎宏美さん(当時は益田宏美)。
ミュージカル経験豊富と言うこともあって、今も現役の歌手の中でも屈指の実力派という印象。事実、作曲家の故・芥川也寸志氏や「男はつらいよ」のテーマ曲を手掛けた山本 直純氏も絶賛していてその理由がわかる気がする。2007年4月、プラハチェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、自身の代表曲を中心に12曲を録音、同年9月26日、アルバム『PRAHA』が発売されていたり、コラボレーションも多くこなし、他にもシャンソンカンツォーネも歌っていたり、桑田 佳祐さんや美空ひばりさん、TOTOボビー・キンボールジョセフ・ウィリアムズらと同じオールラウンダーなのだと思う。
作曲編曲をしたのは、樋口康雄氏という方。クラシック・スコアも書けて、純音楽も1975年から1993年頃まで手掛けている。その影響で、K.545を基に書いたのかなと思えてくる。作品のターゲット層にもピッタリ合うと思う。Youtudeで動画を見たけれど、とても合っている。当時もそう思っていたと思うのだけど、記憶は怪しい。ただそれ以上に、当時は聴くのが恥ずかしかった気もする。
アレンジについての簡単な感想。よくぞ、このピアノを習った人ならよく知る曲を基にここまでよくアレンジしたなと言う印象。モーツァルトが聴いたら、不快に思うかもしれないけれど。
印象的なところを列挙すると、
1番Aメロのハープの対旋律の入りが良い。その後の弦楽器の入り方、トランペット、ホルンもいい。その後のフルートの装飾音もいい。タンバリンを除くと、おおむねピアノ協奏曲第24番で聴こえてくるような楽器は入っていると思う。個人的には、初期ロマン派風にも思えてくる。K.453のアレンジの参考になるかもしれない。とはいえ、もともとの編成をモーツァルトが扱った楽器はピアノ・フォルテ以外フルに使用予定ながら、人数を切りつめたいので、2人以上で演奏するパートは、弦五部以外ない編成もしくは、シェーンベルクの室内交響曲同様、各パート全員一人を検討中なので、ここまでシンフォニックには多分ならないと思う。K.452は、できれば室内楽風の様相のまま、モーツァルトが用いた管弦打楽器を終結して、協奏交響曲にするのが1番いいかなと思っているため。弦の音量考えたら、室内交響楽団クラスの編成にせざるを得ないのかなとも思えてくる。
山野楽器のMEG-CDで手に入るとのことなので、本気で手に入れようか悩ましい。
ブロ友のブログで、コメントを書いてから、書き終えるまでに、20回以上聴いているかもしれない。

原曲が、モーツァルトが、最後に手掛けたピアノ・ソナタの一つ。ピアノを習っていた人は、私よりもよく御存じでしょう。

思えば、引用された原曲の第一楽章をフルで聴くのも初めてである。
メロディに関しては、イタリア・ヴェネツィアの音楽家アルベルティ(Domenico Alberti, ?-1740)が愛用したといわれるアルベルティ・バスの分散和音にのって提示される主題はサリエリのオペラの序曲から採られているという。 また、対する副主題にはモーツァルトの詳細不明なフルート四重奏曲(K.Anh.171 / 285b)の第2主題との類似が指摘されている。 メロディがほとんど借用に驚く。展開部はト短調で始まって小結尾の動機を執拗に展開し(この書法は同年に書かれたピアノ協奏曲第26番などの晩年の作品で見られる)、再現部は下属調であるヘ長調で始まる。展開部の機知と毒盛りの転調は、実にモーツァルトらしい。
演奏は、最も簡単な作品とされているのだけど、しかし作品は無駄のない透明な輝きとデリケートな美しさに溢れ、初心者にはその冴えきった表情を演奏するのは逆に無理だろう。 そのデリケートな曲想を表現するのには現代のピアノよりもモーツァルト時代のクラヴィコードの方が適している。微妙な色彩や表情の移ろいをつなぐ細かいパッセージが多い曲なので、軽いタッチの楽器で弾くなら「初心者用」かもしれないが、タッチの重い現代のグランドピアノでは演奏が難しい「上級者向けの作品」であるという。20世紀の名ピアニスト、ギーゼギングも同様の言葉を残しているようだ。

同時に作られた作品は、交響曲 第39番 変ホ長調 K.543、小行進曲 ニ長調 K.544<消失>、初心者のための小ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 K.545
短いアダージョ ハ短調 K.546 、(2台のピアノのためのフーガ K.426)と凄まじいペースで作られている。番号を見て気づく通り、交響曲第40番 ト短調 K.550,交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」K.551が、この1月後、1月半後に完成それも15以上の作品を同時並走しているのだから、絶句する。

K.545と、wikiから引用させて頂いた。Thanks!!