試聴プラン大幅変更

スターウォーズ映画新旧3部作を小説で一気に読み、レンタルする余裕ができたら未知との遭遇を含めて一気に見る予定であった。スターウォーズのストーリーは、ネイティヴ・ヨーロピアンによるネイティヴ・アメリカンとの衝突・支配が影を落としている点を除けば、ロード・オブ・ザ・リングや世界の神話やといった伝承と、神話の共通性について詳しく研究したのが、ジョーゼフ・キャンベルの「千の仮面を持つ英雄」などを読破して、普遍的なテーマを選んでいるし、それゆえに仏法と共通点を見出せるという結論に至った。小説から入る理由としては、映像からだと内容を誤解して理解してしまう可能性が拭い切れなかったからである。私の誤解のひどさは、ブルックナーの「ヴァルキューレ」を観劇時の作品無理解クラスの酷さを持っていると思う。

しかし、音楽から映像=劇への流れを見るに、バイオハザード・シンフォニー、鬼武者ライジング・サン、秋桜 コスモスや、これから上演される『桜、ふたたびの加奈子』の方が音楽が音楽だけにという。ゲームは、Youtubeで確認すればいいと思っている。そしてそのシンクロ率が高ければ高いほど、ハリウッド映画を見る必要性が下がるという現実。

シェーンベルクが、ヴァーグナー以上のオペラ作曲者と評した師・ツェムリンスキーも、劇そのものを見無ければ真価はわからない。オーケストレーションは、同輩であるシュレーカー、弟子であるコルンゴルトシェーンベルクと比べると垢抜けない。構成力と真摯さは、佐村河内守に劣ってしまう。シュレーカーは、「遥かなる響き」演奏会用間奏曲、「烙印を押された人」演奏会用序曲、「宝を堀る人」演奏会用間奏曲、Valse Lenteを手に入れたらコンプリート。道は、まだ長い。

久しぶりにモーツァルトを聴いているのだけど、ハフナー冒頭、交響曲第32-33番が非常に好印象だ。