Schreker Kammersinfonie

シェーンベルクの室内交響曲の流れを受け継いで作られたような作品。刺激は少ないけれどもとても色彩的。1916年にウィーン音楽院の教員のために作曲された。シュレーカーの作品では最も演奏される器楽曲でもある。演奏人数が23人と考えると、非常に音の抜けが良い。メロディもチャイコフスキーの「白鳥の湖」のようにキャッチ―である。私が知っている作品の中では最もメロディアス。また、ラヴェルはウィーンを訪問した際に、ウニフェルザール出版社でシュレーカーの《室内交響曲》の出版譜を見つけ、フランスに持ち帰ったといわれている。コルンゴルトの音楽のように、ムード音楽的である。


Franz Schreker - Kammersymphonie in einem Satz (1/3)

Franz Schreker - Kammersymphonie in einem Satz (2/3)

Franz Schreker - Kammersymphonie in einem Satz (3/3)