眠い中、都内へ奔走

眠い。くしゃみが止まらない。
池袋のジュンク堂書店で、読もうと思っていた書籍を読んだ。
その一つは、
魂の旋律-佐村河内守
あとがきを読んでいると、お詫びしたいことがあった。
それは、「奇跡の作曲家」に関すること。
もちろん、私の場合、結果論として使うことがあっただけに過ぎないのであるが。
天才とひとくくりにされることへの不快感と言ってと思う。

この本の著者は、3.31のNHKスペシャルのプロデューサーであり、広島での世界初演の頃にオンエアされたTBSの番組も出掛けていた方であることを知った。当時の広島市長こと秋葉市長は、鬼武者の頃からのファンであることも、この本で知ることが出来た。

この本で、最も圧倒されたことは、氏の心遣い、同苦する姿勢である。
NHKスペシャルの頃から今に至るまでやり取りをしている、母親を失くされた少女とのやりとり。
心の傷に配慮しながら、まさに3.11の時にいた、小学校そして、母親が亡くなった女川にともに赴き、心の苦しみを共有する時であったり、撮影スタッフに、次だ苦の音楽室を撮影をしていた時の英断として、家族のようにといった言動、振る舞いなど。

被災地で、賞賛された理由の一つでもある。一人の人間として、刺激を受けた。

もう一点は、作曲中の音符の引き出し方。
メタ知覚の可能性は、精査していない関係で否定できないのだけど、音符のキーと楽器の音色を、色にして記憶していることに驚いた。ある種の共感覚者に思えてくる。

佐村河内守 4声ポリフォニー合唱曲 REQUIEM“HIROSHIMA” CD付が探しても見つけられなかった。Amazon直行した方が良いのかもしれない。