仏法SOUND 1

今日書く話は、私が学会系BBSに生まれて初めて書いた書き込みでもありました。

方便品・自我偈・御題目を歌にしたアーティストがおりました。


購入できるサイトは、以下の通りです。


Amazon_co_jp 音楽

Dances, Prayers & Meditations For Peaces【CD】-Nestor Torres-音楽-HMV

@TOWER_JP - Nestor Torres


関連サイトは、以下の通りです。


Dances, Prayers & Meditations For Peace by Nestor Torres

2006 - NESTOR TORRES - DANCES, PRAYERS & MEDITATIONS FOR PEACE


以下、関連サイトの言葉を要約してみました。

ラテン・グラミーを受賞しているフルート奏者、ネスター・トレスの最新作。ラテンの枠を大きく超えたクロス・カルチャー的なサウンドで、ラテン、ポップ系のダンサブルなサウンドに中近東、スペイン、日本などの要素がミックスされております。

何といっても驚かされるのが「Lotus Sutra Of The Wonderful Law」で、何となく日本を感じさせるメロディーから始まったなと思っていると「南無妙法蓮華経」というコーラスが加わり、お経ラップともいえるようなサウンドがラテン系パーカッションをバックに繰り広げられます。
ライナーノートに「Special Thank You to Dr.Daisaku Ikeda for hisexample and dedication to Peace」とあるので、宗教的バック・グラウンドがあるようですが、かなり斬新なサウンドであることは確かであります。

「A Window's Meditation」という曲ではまるで尺八を連想させるようなメロディー、ヴィラートでフルートを演奏しておりますし、「Medicine Man」という曲では尺八と同時にアメリカン・インディアンのような雰囲気も感じさせ、まさにボーダーレスなサウンドになっております。

数多くの要素を随所にちりばめながらも全体のサウンドはポップで聴きやすくまとめられていて、何ともおもしろいユニークな作品です。

(言葉を丁寧語に変えております)

ボートレースの事故とは、肋骨18本と鎖骨2本の骨折に加え、肺臓も押しつぶされると云う致命的なダメージでした。

200年以降の全米各地でのイベントなどで元気なパフォーマンスを披露していた事も「聖教新聞」の記事で目にしておりました。

加えてこのアルバムでのパフォーマンス。超絶なスキルはもとより、プレイのモチベーションや表現力は、むしろ"Morning Ride"の当時を凌駕しているとしか思えませんが、その完全復活の原動力となったのも他ならぬ法華経の信仰である事は、このアルバムのテーマでも代弁されている通りでございます。事故の直後は、ポリグラムとの契約解除や離婚問題など数々の辛酸をなめたトーレスでしたが、何より肺臓を押しつぶされた半死半生のフルート奏者が今では全盛期をも凌駕していること自体が奇跡であります。そんな強靭な生命力をそのまま投影するパフォーマンスがここでは全編で炸裂します。


Track Listings

01.HUMAN REVOLUTION (N.Torres-C.Pennisi)4:42
8分割り裏打ちのスリリングな16ビート+情緒豊かなテーマは、起伏にも富む誰しもの人生を体現しているかのようです。これは「人間革命」と云うタイトルそのままのイメージです。トーレスのフルートも序盤から全開です。ドラマティックなテーマのパフォーマンスから終盤約1分間のアドリブまで極上の緊張感に終始します。これは鮮烈なオープニングタイトルです。


02.LET THERE BE LIGHT (N.Torres-C.Pennisi)4:48
ライナーによれば、これは人間誰しもが持つ内なる悪との闘いを描く1曲です。8分割で3-3-2のアクセントを繰り返すリズムは、フラメンコのように軽快かつスリリングなイメージですが、テーマのメロとヴォイシングは止め処もなくドラマティックです。フルートとストリングス音源が奏でる壮大なクライマックスも絶大なインパクトです。

03.LOTUS SUTRA OF THE WONDERFUL LAW (N.Torres-C.Pennisi)9:51
これは法華経の勤行・唱題を楽曲にした特別な1曲です。序盤の4/4拍子のパートは「法華経方便品第二」(「十如是」の段落では3/4拍子に変化)、続く5/4拍子のパートは「法華経如来寿量品第十六」、フルートの3連をキッカケにする4/4拍子の軽快な3連のパートは「唱題」と云う構成です。そんな意義深いコンセプトも然る事ながら、何より驚かされたのは何れのパートも劇的なヴォイシングで纏められている辺りです。「唱題」パートでのトーレスのアドリブも物凄いです。

04.PEACE WITH MYSELF (N.Torres-C.Pennisi)4:09
グルーヴィーな16ビートインストゥルメタルです。制作も手掛けるペンニージがナイロン弦ギターで最もアピールする1曲です。最終コーラス手前のブリッジでは、珠玉のアドリブも炸裂です。ライナーに記されたここでのテーマは、平和とは受動的なスタンスで実現されるものではなく、自己の内面を変革する事がすなわちそれであると云う内容です。


05.DAVID'S GRACE (N.Torres-C. Pennisi)4:11
ライナーによれば、親しい友人への慈愛がここでのテーマです。楽曲の方は、ミドルテンポのグルーヴィーかつ抑制された8ビートのインストゥルメンタルです。ソフィスティケイトと云う形容もそのまま当てはまるクールな1曲です。


06.CREOLE DREAMS (N.Torres-C.Pennisi)3:52
グルーヴィーな8ビートインストゥルメタルです。フランス系移民の縁故知人に捧げられた1曲。アルトのソロを随所でフィーチャーするアルバムでも唯一のナンバーです。


07.A WIDOW'S MEDITATION (Lamentoso)(N. Torres-J.Reyes) 3:45
フルート+アコピ+ストリングスによる叙情的なインストトゥルメンタルです。永久の悲しみ (Eternal Sorrow) と切なる願い (Deep Longing) を表現した楽曲との事ですが、これはそんなイメージもそのままの1曲。アコースティックセットながらも、ここ一番でのダイナミクスも物凄いです。絶大なインパクトがあります。


08.DANCE BECAUSE YOU CAN (N.Torres-C. Pennisi) 4:24
グルーヴィーな16ビートインストゥルメタルです。成せば成ると云う能動的なテーマの下、「行動」する事を「ダンス」と云うタンゴに置き換えた1曲です。抑制されたアレンジながらも、パートそれぞれのインパクトは絶大です。トーレス+ペンニージによるさり気なくも凄いリフレインはもとより、シルヴァーノ・モナステリオスのモード感覚全開のアコピソロも絶品。これは他ならぬ超一流のプロによる極上のアンサンブル曲です。


09. MEDICINE MAN (N. Torres-C. Pennisi)4:29
米国先住民に捧げられたナンバー。グルーヴィーな8ビートながらも、これは叙情的かつ壮大な1曲です。空中から地上を捉えたような広大な情景も速攻で目に浮かびます。壮絶なパフォーマンスのトーレスはもとより、唯一の登場となるマランゴーロも抑制されたプレイを披露しております。


10. HOUSE CALL (N.Torres-C.Pennisi)4:24
ハウス系の16ビートインストゥルメタルです。アーバンな1曲ながらも、ドラマティックなテーマは絶大なインパクト。前曲に引き続きエレキを握るペンニージのアピール度も高いです。


11.ST. PETER'S PRAYER (N.Torres-C.Pennisi) 5:20
あのグラウンド・ゼロをテーマにする1曲です。フルート+クワイヤ+鍵盤音源の前半、リズムもジョイントする後半、叙情的なクライマックスと云う構成です。トーレスのフルートはもとより、荘厳なクワイヤも強烈なインパクト。前半+クライマックスに登場する叙情的なテーマでは言葉も失います。


12.TILL FOREVER (N.Torres-T.Cremissini)5:01
情緒豊かなテーマをミドルテンポのルンバで奏でる1曲です。プロデュースは、トゥーリオ・クレミッシーニ(Tulio Cremissini)。抑制されたアレンジとダイナミズムが交差する内容です。終盤でのトーレスのソロも鬼気迫る迫力があります。


13.RHUMBOSO (N.Torres-J.Reyes) 4:54
フルオーケストラ音源を背景にトーレスのフルートが火を噴く1曲です。バロックと中米のエッセンスを融合させる出色のアレンジです。ネイティヴなままの両者をそのまま激突させる内容はかなり斬新です。と云うより、チョット記憶にもありませ。それにしても、トーレスのパフォーマンスは物凄いです。これはクライマックスにも相応しい強烈な1曲です。

(言葉を丁寧語に変えております)

これは、日本版のCDのライナー・ノーツからの抜粋となります。

ネスターの音楽は、いつもダンサンブルでクールです。ネスターのフルートは、まるでヴァイオリンの弓のように繊細で、深みのある暖かい綺麗な音がします。きらきら光る瞳を輝かせて踊りながら情熱的に演奏をします。奔流のようなフルート・ソロ、カリブの血を感じさせずにはいられない激しいリズム、そしてそのすべてを包み込む愁いを帯びた哀愁。
決してひとつのジャンルや枠に収まることのないネスターだけのせかいがあります。
今回のアルバムはより高いモチベーションで制作に挑んでおります。
その一つは、2001年9月11日にアメリカできた同時多発テロ事件です。ネスターは、意を決し、テロ直後のニューヨークに向かい、爆心地のグランド・ゼロやセントピーター教会を訪れました。
この出来事に運命的なものを感じましたとネスターは、強い使命感と目的を覚えましたといいます。
もうひとつは、フロリダを訪れた「ダライ・ラマ」の講演時に、演奏を頼まれたことであります。熱心な仏教徒であるネスターにとって、ダライ・ラマにお会いすること、そして同じステージに立つこと、ラマの前で演奏することは、何よりも嬉しい感動と喜びを得ることができました。3曲目に収録されております。鐘の音から始まる印象的な曲で、日蓮正宗のお題目(お経)をジャジーでしなやかな歌にしてしまっているのは驚きます。
アルバム・タイトルは、「平和のための踊り、祈り、瞑想」という意味です。
全曲がヒューマンな響きを持っておりまして、心引かれる強い魅力を持っております。キャッチーなメロディーとネスターの柔らかなフルートの響きからは、至福のひとときが味わえます。ダライ・ラマにインスパイアーされた3曲目。ネスターがカルロ・ペニシと2人で演奏する珠玉のバラードの5曲目。ドラマティックな6曲目。心の深淵に届くような瞑想的な7曲目と9曲目。11曲目は、9.11のグランド・ゼロに、ネスターが立ったとき、聞こえてきたメロディ。厳かなフルートが、平和を訴えております。

(言葉を丁寧語に変えております)

フルート奏者ネスター・トーレスの10枚目のアルバムです。


また1曲目のタイトルが、『HUMAN REVOLUTION』であり、おそらくSGIの方だと思われます。


視聴できるサイトは、以下の通りです。


Yahoo!ミュージック - Nestor Torres ミュージックダウンロード on iTunes

Amazon_com Dances, Prayers and Meditations for Peace Nestor Torres Music

Dances, Prayers & Meditations For Peaces【CD】-Nestor Torres-音楽-HMV


私が、聴いた感想は、ラテン・フュージョンといったテイストであり、様々なテイストの曲を吸収してこられた方だなと感じました。


80年代の大御所のロック・バンドであるTOTOなどもそうですが、真に実力のあるアーティストは、ジャズもロックもバラードもできるアーティストはとても多いです。そしてそれらのアーティストに共通して言えることは、フュージョンができるアーティストと私は考えております。
すなわち「音楽の世界において、フュージョンを制す者はすべてを制す」でございます。


ます、3曲目のLOTUS SUTRA OF THE WONDERFUL LAWです。
方便品・寿量品・御題目を歌にしている人がいるとは思いませんでした。
過去に、You Tubeで御題目を歌にした人は見かけましたよ。
見事なラテン・フュージョンだと思います。
日蓮正宗宗門から独立しなければSGIの方からこのような曲は誕生しなかったと思います。
ブラボーと叫びたいと思います。


次に、6曲目のCREOLE DREAMSです。
サックスがかっこいいです。
叙情的で美しいと思います。


一番のお気に入りは9曲目のMEDICINE MANです。
ベースがドンドン出る曲が好きな方はハマル方が多いのではないかと思います。
とても躍動感溢れる曲です。
100Hz以下の重低音を強くして、100Hz-300Hzをフラットにして聴くと、ベースとパーカッションが大地を揺るがすように聞こえます(チベット仏教の声明にも似た特徴です)。
「血湧き肉躍る」とはまさに、このことをいうのかなと思います。
私は聴いている間に、仏界が見てしまいました(笑)
静岡県某所に行く時はいつも聴いております。
聴いていると生命力がガンガン湧き上がるからです。


最後は、13曲目のRHUMBOSOです。
バロックとラテン・フュージョンの競演といったテイストの曲で、凄いアイディアだなと思いました。フルートがまるで尺八の様に聴こえます。
元々クラシックの曲が好きということもあり、この曲の世界観に引き込まれました。
聴くとグングン生命力がわき起こる響きの曲です。


ダンスズ、プレイヤーズ&メディテーションズ・フォー・ピース


YouTubeからの映像です。

これは森ケ崎海岸を演奏している映像です。


これは、LET THERE BE LIGHT,TILL FOREVER,LOTUS SUTRA OF THE WONDERFUL LAWが流れている(一部生演奏)映像です。


素晴らしい演奏ですよ。


これからも、面白い曲、名曲・傑作を取り上げて参ります。

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