秋桜 コスモス

以前、Youtubeで探しても見つからなかったのだけど、遂に見つけた。
100件ほど調べていたら、鬼武者の頃からファンだと言うアマチュアロッカーにして、チェリストのブログに書かれていた。終始長調の曲もあるとのこと。意外である。内容は、かなり暗め。輸血でHiVに感染し、最終的に死に至る少女と、その周りの人たちを描いた作品だということがわかった。AmazonでVHSが手に入るということなので、借金がなくなったら買おうかな。鬼武者も以前よりは、少し安くなったのだけど、今年リリース予定のピアノ作品まで購入すると、ギフト券3万円は、消えそう。この作品は、中古でもそうそう手に入らないので、こういう形でUPされて、これがきっかけで、メーカーから再発されて欲しいものである。とりわけ、バイオハザード鬼武者はしていいと思うのだけど、どうだろう。


「COSMOS」
曲の形式は、順次進行のカノンになっているのだろうか。とてもシンプル。シンプル・イズ・ベストのような曲を書いてもやは素晴らしい。それは、交響曲第1番"HiROSHiMA" 第1楽章から、フィナーレまで形を変えながら現れるコラールを聴いてずっと感じていたこと。メロディやハーモニーも、そこまで哀愁を感じないものの、近いものを感じる。執拗に1つの主題が繰り返されているところが、非常に佐村河内守らしい。ここでも、シェーンベルクが述べた発展的変奏を地で行く。このテーマ曲で表現しているのは、おそらく人間愛であろう。

数日前、4月6日より公開される映画『桜、ふたたびの加奈子』で、佐村河内守が、映画音楽としての組曲桜、ふたたびの加奈子』を手掛け、映画で使われるとのこと。気が付けば、手掛けた作品は、すべて手に入れたいと思ってしまっている自分がいることに恐怖を覚えつつ。