佐村河内守氏の音楽ルーツを巡る旅を終えて

佐村河内守氏の音楽ルーツをめぐる旅を終え、どの辺りの影響を見えたかはっきりした。多くの引用からなる多様式主義の音楽の様相を呈しながら、西洋の建築に例えるならケルン大聖堂パルテノン神殿、日本の建築であれば、姫路城、松本城、巨大な仏閣、世界の仏教建築であれば、ポタラ宮に例えられそうな堅牢な建築美と、徹底した主題労作、弁証法的発展を一つにしたような作曲家だという思いを新たにした。和的な楽想も交えながら、またそのことを抜きにして日本的だとと思えるところは、その接ぎ木のような音の組み合わせ方にある。接ぎ木をしっかり束ねる力こそが、佐村河内守氏の真の個性だと私は、思えてならない。

これで、寿命が近づいているHDDの容量をもっと軽くできる。これでより氏の音楽とモーツァルトの探求に専念できる。