格言

ゲーテの格言 48

最高なことは、一切の事実は既に理論であるということを理解することであろう。(中略)現象の背後にものを求めようとするな。現象そのものが学理なのだ。 【「格言と反省」から 科学、自然、二元性について ゲーテ格言集 P56 高橋健二編訳 新潮文庫】 すべて…

賢愚混交についての考察 2

優れた人は自分の欠点を見。劣った人は他人の欠点を探す。 【サキャ格言集 P54 今枝由郎訳 岩波文庫】 悲観主義者(私もその1人)は、本当は周りのせいにしたいことがあるにも関わらず、すべての非を自らのせいにしがちです。真に優れた人はそうしたことに陥る…

ゲーテの格言 47

美は、隠れた自然の法の現れである。自然の法則は、美によって現れなかったら、永久に隠れたままでいるだろう。 【「格言と反省」から 科学、自然、二元性について ゲーテ格言集 P53 高橋健二編訳 新潮文庫】 美しさは、人に自然の法則に想起させるもの。

賢愚混交についての考察 1

劣った者は立派な人を馬鹿にするけれど、立派な人はそうはしない。 【サキャ格言集 P52 今枝由郎訳 岩波文庫】 劣った者は、自らの嫉妬に負け、根拠もなく偉大な人を罵倒するものです。しかし、偉人は、決してそうはしない。偉人は、その行動・振る舞い・事実…

ゲーテの格言 46

学術においても実際は人は何も知ることはできない。常に実践が必要である。 【「格言と反省」から 科学、自然、二元性について ゲーテ格言集 P50 高橋健二編訳 新潮文庫】 同じゲーテが書いた「ファウスト」の冒頭のファウストの独白を思い起こす言葉です。…

愚人についての考察 8

進軍の時にはしんがりで退却の時は先頭食べ物を見れば必死になり辛いことは巧みに避ける。 【サキャ格言集 P48 今枝由郎訳 岩波文庫】 食法餓鬼、愚かは畜生は、まさにこのことです。 ただ欲望を満たすために必死になり、強い者を恐れ、弱い者には強がる姿勢…

ゲーテの格言 45

ただちに内部に向かえ、 その中に中心が見つかる。 どんな貴人もそれを疑いはしない。 きっとそこに規則が見つかるだろう。 独立の良心こそ 君の道義の日の太陽なのだから。 ………………………… ほどよく充実と浄福を楽しめ、 生が生を楽しむところには 常に理性をあ…

愚人についての考察 8

智恵のない者は少しの勝利で満足し負けたとなると味方を恨む。話し合いに集まれば喧嘩をし密談は漏らしてしまう。【サキャ格言集 P48 今枝由郎訳 岩波文庫】 知恵なき愚か者はすぐに愚痴を吐き、人を憎みます。故に、話し合いの場では、喧嘩をし、プライバシ…

ゲーテの格言 44

すべての事情が変わって行く。我々は活動することを全然やめるか、進んで自覚をもって新しい役割を引受けるか、どちらかを選ぶほかない。 【「格言と反省」から 人間と人間性について ゲーテ格言集 P42-P43 高橋健二編訳 新潮文庫】 自身も、周りもすべてが…

愚人についての考察 7

智恵のない者が大勢集まっても大きな仕事はできない。 【サキャ格言集 P43 今枝由郎訳 岩波文庫】 智恵無しには大きい仕事はできません。大勢の人がいるだけでは大きな仕事はできません。 今、身につけるべきことは、生き抜き偉業を成し遂げるために必要な智…

ゲーテの格言 44

試練は年齢と共に高まる。 【「格言と反省」から 人間と人間性について ゲーテ格言集 P42 高橋健二編訳 新潮文庫】 まだ20歳過ぎの者ですが、年々越えなければならないハードルが上がっていることを感じます。それを乗り越えていくことができるのか?そこに…

愚人についての考察 7

今日は2篇引きます。 絶えず人のことを思わない者は畜生と同じである。 【サキャ格言集 P36 今枝由郎訳 岩波文庫】 動物であっても、犬は恩を忘れないなどのことわざがありますね。 自らの損得勘定でしか行動できない者は、畜生です。 戒めて参りましょう。 …

ゲーテの格言 43

今日と明日の間には長い期間が横たわっている。君がまだ元気なうちに早く処理することを学べ。【「格言的」から 人間と人間性について ゲーテ格言集 P41 高橋健二編訳 新潮文庫】 ナポレオンの2-3時間で終わることを、2-3日かけてするなにも通じる痛烈な言葉…

愚人についての考察 6

心にねたみを持つ愚者は害を及ぼす前に態度に表す。 【サキャ格言集 P38-P39 今枝由郎訳 岩波文庫】 自らの妬みに身を焦がしている愚者は、具体的な行動に出る前に振る舞いに現れます。 嫉妬と悪しき振る舞いに負けるな。

ゲーテの格言 42

心をよみがえらせる泉は自分の胸中からわいてこねば、心身をよみがえらせることはできない。 【(「ファウスト」第1部568-569行) 人間と人間性について ゲーテ格言集 P40 高橋健二編訳 新潮文庫】 周りからの手助けを受けたとしても、その人の心身を蘇生させ…

愚人についての考察 5

真っ正直な愚者は自分をだめにし他人を傷つける。 【サキャ格言集 P36 今枝由郎訳 岩波文庫】 自分のことを言われている様で、胸に突き刺さった言葉です。 素直であっても愚かであっては、自らを落とし込み、他人を傷つけます。今の私は、その体現者であるよ…

ゲーテの格言 42

君の胸から出たものでなければ人の胸を胸に引きつけることは決してできない。 【(「ファウスト」第1部544-545行) 人間と人間性について ゲーテ格言集 P39-40 高橋健二編訳 新潮文庫】 自分の心の底から出た言葉で語らなければ、相手に正しく伝え引きつけるこ…

愚人についての考察 4

ほとんどの悪人は自分の過失を他人になすりつける。 【サキャ格言集 P34-P35 今枝由郎訳 岩波文庫】 悪人は反省をすることはなく、他人や環境に責任転換をします。 責任転換をすることなく、自省することは、人間らしい振る舞いの1つと言えるのです。 私の場…

ゲーテの格言 41

大きな理想と清い心、それこそ、われわれが神に請い求めるべきものである 【(「ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代」第1巻第10章から) 人間と人間性について ゲーテ格言集 P39-40 高橋健二編訳 新潮文庫】 人にとって最も大切なことは、高貴な理想と素直で純…

愚者についての考察 3

偉大な人が苦労して作ったものを悪人は一瞬にして壊してしまう。 【サキャ格言集 P34 今枝由郎訳 岩波文庫】 建設は死闘、破壊は一瞬。宗門の歴史、マウリヤ朝など、数え切れないほどあります。 賢く見破って参りたい。

ゲーテの格言 40

人間は、その及ぼし得る一切の影響を、その人格によって人間に及ぼすものである。 【「格言と反省」から 人間と人間性について ゲーテ格言集 P38-P39 高橋健二編訳 新潮文庫】 人間は、各々の人格によって、一切の影響を、受けるものであり、人生の師匠から…

愚者についての考察 2

愚者はいい行いをしてもそれはにせものでしかない。 【サキャ格言集 P33 今枝由郎訳 岩波文庫】 偽善者は、如何に取り繕っても、最終的には、偽物に過ぎない。 悔しいぐらい、自分のことだけで一杯で周りが見えぬ日々が続く。 今日もまた、走り続ける。

ゲーテの格言 39

大小を問わず、性格とは、人間が自分のできると感じたことを首尾一貫させることである。 【「格言と反省」から 人間と人間性について ゲーテ格言集 P38-P39 高橋健二編訳 新潮文庫】 その人の精神的な首尾一貫した行動パターンが、性格です。心のバランスが…

愚者についての考察 1

悪人は富んでいても行いが悪くなる。 【サキャ格言集 P33 今枝由郎訳 岩波文庫】 読んでそのまま。 毎日の鍛錬の中で己心の魔を打ち破りましょう。

ゲーテの格言 38

個々の人間は、1つの性格を完全なかたちで持ち得るものではありません。それでは生きることができないでしょう。生存するためには、人は雑多な性質を持たねばなりません。 【(カロリーネ・ヘルダーへ) 人間と人間性について ゲーテ格言集 P38 高橋健二編訳 新…

貴人についての考察 10

貴人は生命の危機に瀕しても高貴な性格を捨てない。 【サキャ格言集 P27 今枝由郎訳 岩波文庫】 むしろ、より忍耐強く高貴な精神の持ち主になったといった方が正しいように思います。 マンデラ元南アフリカ共和国大統領、ヴィクトル・ユゴー、創価三代の会長…

ゲーテの格言 37

われわれの持っている天性で、徳となり得ぬ欠点はなく、欠点となり得ぬ徳もない。 【「ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代」第1巻第10章から 人間と人間性について ゲーテ格言集 P37 高橋健二編訳 新潮文庫】 人間は、誰もが、長所短所を持ち合わせていて、…

貴人についての考察 9

偉大な人の役に立てばたとえ少しのことでも実りがある。 【サキャ格言集 P27 今枝由郎訳 岩波文庫】 少しでも偉大な素晴らしい素晴らしい人の役に立てば、かならず良い方向に転じていけます。この言葉を読んで、想起した御文は、 蒼蝿驥尾に附して万里を渡り…

ゲーテの格言 36

友達の欠点をあげつらう人々がある。それによって何の得るところもない。私は常に敵の功績に注意を払い、それによって利益を得た。 【「格言と反省」から 人間と人間性について ゲーテ格言集 P37 高橋健二編訳 新潮文庫】 欠点をあげつらっても何も得られる…

貴人についての考察 8

貴人と普通の人では同じものを受け取っても返礼の仕方がちがう。【サキャ格言集 P26-27 今枝由郎訳 岩波文庫】 貴人とは、振る舞いが素晴らしい人のことを指します。 試行錯誤の日々が続きます。今日、昨日の反省を踏まえて、前に、一歩進めればいい。 そう…